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音を音で消す

ワールドビジネスサテライト TV東京 2005年6月30日放送内容

BOSEのノイズキャンセルヘッドフォン「QuietComfort2」は有名だが、HONDAの高級自動車に「アクティブノイズコントロール」
http://www.honda.co.jp/auto-lineup/legend/interior/activenoisecontrol/
があるのは知らなかった。車内の騒音のみを逆位相の音声スピーカーで消すという。ぜひ、試乗してみたいと思った。快適なエンジン音は残し、騒音のみを消しているという。飛行機にこそ、採用してもらいたい技術だ。電車の高架下
や、選挙直前の街頭演説にも欲しいものだ。



2005-07-01 カテゴリー: テレビ | 個別ページ | コメント (29)

「宇宙戦争」本日世界同時公開!

TV-CMのスポット、世界同時公開ということで、本日より公開! 初回の上映に間に合いませんでしたが、これから渋谷の「渋東シネタワー」に向かいます。 スピルバーグ映画史上最高額の製作費1億3300万ドル(約138億円) yahoo!のユーザーレビューを見ると…☆が少なすぎ…。でも読まずに見てきます。 http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=321599

「宇宙戦争」に見られる災害時の情報伝達

6月29日より全世界一斉公開となったスティーブン・スピルバーグ監督の「宇宙戦争」を見てきた。

 渋谷の11:00の回は、客の入りは 5割程度。しかも女性であれば水曜日の映画は1000円だ。レイトショウだと1200円、チケットショップで購入した前売り券だと1290円と、映画料金 もさまざまな時代を迎えている。1800円払う前に、ちょっとチケットショップに回り道するだけで、500円は浮くだろう。

 さて、この 映画である。宇宙人との戦争を描いてはいるが、家族との戦争も描いているダブルテーマの作品だ。トム・クルーズ扮(ふん)するレイは、別れた妻との間に出 来た息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン)と娘レイチェル(ダコタ・ファニング)を預かっている間に、不気味な嵐と落雷に遭遇する。

  この時、脳裏によぎったのが、1995年の阪神大震災だ。震災直後、ラジオをつけたが、「兵庫県で大きな地震があった模様です。詳しい情報が入り次第お伝 えします」だけが、繰り返された。ラジオからは、限られた情報しか得ることはできなかった。当然、断電していたのでテレビは視聴ができなかった。

 道路が地割れし、建物が崩壊する。電気が途絶え、電子機器が動かず、何が起きたのかを推測できるのは、目の前で起きている事実だけである。

  ラジオで得られる情報はすべて「結果」である。目の前でリアルタイムに発生する異常事態に「対応」しているわけではない。しかし、事故や震災の規模を憶測 するには、非常に役にたつが、現場ではもっとリアルタイムの「対応」に関しての情報が必要であったことを記憶している。

 映画の中でも、 「ヨーロッパが大変なことになっている」とか、「日本の大阪で敵をやっつけたらしい」という情報は伝播されるが、大惨事に直面している人間にとっては、そ んなニュースは、どうでもいい情報である。目の前の惨事からなんとか抜け出したい。どうすれば、いいのかをスグに教えてほしい。ニュースは現場から外へ送 り出すだけではなく、現場に有効な知恵やノウハウを伝達するニュースメディアが必要だろう。

 目の前にいる2人の息子と娘。この2人を守 るということが、レイのすべてである。しかし、その父親の思いは素直には伝わらない。しかも息子は反抗期のまっさかり。離婚した父親とは確執がある。ここ では、問題を抱える冴えない父親像をトム・クルーズが見事に演じている。日本の「テレビ朝日」や米「CBS」も映画に登場するが、そんな惨事の中でも、テ レビ局は常に「スクープ」を追い求めている。

 米国のSF映画は「911」以降、大きく変わった。ローランド・エメリッヒ監督の「デイア フタートゥモロー」で、パニック映画が解禁された感があり、アメリカ流の勇気の見せ方をドイツ人監督が演出していた。「インディペンデンス・デー」でも同 じアメリカンな魂を描いていた。

 しかし、ユダヤ移民の血を引き継ぐアメリカ人、スピルバーグ監督は、容赦なく、宇宙人が殺戮を繰り返すシーンを、圧倒的な力を持つ者から逃げ惑う市民という手法で恐怖を残酷に描く。しかも、説明がなされないまま、一方的に攻撃を受ける。

 VFXの進化は、世界の終わりを圧倒的な破壊力で見せつける。「世界最強の国がたった2日でなくなるなんて…」という市民の言葉がすべてを物語る。

  娘が、惨事が起きた時に「テロ?」と質問するシーンも印象的である。人間は経験の中からしか、未来を推測できないからだ。避難した先で、息を潜める。沈黙 の恐怖との戦争がはじまる。逃げるか戦うかでも対立が起きる。パニック寸前の娘を前に、とある決断も父は迫られる。クルマを奪うために、仲間である人間同 士でも戦争がはじまる。

 客観的な説明のほとんどなされない惨劇映画ではあるが、実際の惨事に直面しているような、錯覚を与えてくる。見終わったあとに納得できるというタイプの映画ではないが、敵対的なETと人類。パニックに陥った人間。家族間の絆について考えさせられる映画であった。

 しかし、SF映画としてのストーリーは、不完全燃焼であった。

2005-06-29 カテゴリー: 映画 | 個別ページ | コメント (0)

ヘビメタさん

http://www.tv-tokyo.co.jp/heavy-metal/
テレビ東京 毎週火曜日深夜1:00~1:30。

新時代のニッチマーケットを対象としたバラエティ番組。

本日は、「メタル魂 IN JAPAN」のコーナーを紹介したい。
演歌の中にメタルの魂を見いだすというコーナーだ。

6月22日は元ザ・グッバイの野村義男ことよっちゃんと、元SHOW-YA!の寺田恵子らが登場し、松村和子の「帰ってこいよ」とレッドツェッペリンの「移民の歌」との関連性をライブで披露。
一瞬、微妙な感じだけれども、リフが鳴り出すと、いけそうな気がしてきた…。
ツェッペリンの北欧ケルトの壮大な楽曲に、あの三味線のリフが蘇る。

あの1コードのリフでかなり、演歌が再現されているのに驚き。
メタルというかハードロックと演歌との共通項、様式美であったり、演歌独自のこぶしと、
ロックのリフがなかなかいけているから不思議だ。

続いて、エアーギター(ギターを弾くふり)の対決バトルである「エアーメタル」のコーナーだ。
キッスのジーンで勝ち続けるキングこと きくまる(40)(職業 ビル管理)のジーンシモンズ芸。もはや、本物がいるような錯覚を抱く。百聞は一見にしかず、「ヘビメタさん」を見るべし!

http://www.tv-tokyo.co.jp/heavy-metal/back/index.html

このようなニッチな番組は、まだまだあることだろう。
周りを見ていると20代ではなく30~40代の琴線にふれる番組のようである。

裏番組の「モンスター」もみたいので、早くWチューナー搭載PVRが必要だ。

2005-06-22 | 個別ページ | コメント (0)

編成権は視聴者にゆだねられる時代に

編成権は視聴者にゆだねられる時代に 
  各放送局に「編成」があるから、ボクたちは朝・晩・深夜とTPOにあわせた番組をスケジュールどおりに見てきたのだが、もうそこには価値を見いだせなくなってきている。

  日本では、ネット広告費が1814億円(前年度比5割増)と急増し、ラジオの広告費1795億円を抜いた(2004年度電通発表)。テレビの広告費2兆 436億円と比較すると、まだ10分の一にも満たない状態ではあるが、2009年には雑誌広告費(3970億円)をネットが抜くと予想され、ネットの広告 価値が確実に増加している。

 ネットの場合は、純粋な「広告」という側面だけではなく、クリックするだけで、直接購入にまで結びつけるこ とができる「EC的側面」、アクセス数や来訪者経路分析などが実数で量れる「効果的側面」、来訪者に自社サイトを巡回させる「滞留型側面」などは、今後も 価値が認められる部分であろう。指標としての視聴率ではなく、購入比率にまで落としこめる「TV通販番組」的な効果を持っていることは、ネット広告の強み でもある。

 日経新聞によると、米国の地上波テレビの視聴率合計は、1970年代は、ほぼ100%を占めていたが、CATV(ケーブルテレビ)や衛星放送の普及で90年代には70%台に低下し、現在は60%といわれる。

  さらに衝撃的なのは、3大ネット局といわれるABC(ウォルト・ディズニー)、NBC(GE)、CBS(現:バイアコム:バイアコムはCBS分離を 2005年6月発表)のプライムタイム(午後7時から午後11時の時間帯)の広告収入が、今年、米Google社や米Yahoo社両社合計の広告収入に並 ばれるという予測だ(英エコノミスト誌)。これはすでにメディアの媒体的価値の変化を予感させてくれる。

 「プライムタイム」の番組は、 すでにハードディスクレコーダーなどにより、視聴者自らの「編成」が自由に進んでいる。見たくない番組はスキップされ、生放送が気に入らなければ、代替メ ディアがひしめきあっている状態だ。ネットと融合したハードディスクレコーダーは近い将来、RSSやネットからのダウンロード番組まで収録してくれること だろう。視聴者は人気や評価の高かった今週の番組を自由に「編成」して見る時代が必ずやってくる。

 もはや、カウチポテト族ですら、「人気番組順」や「友達のおすすめ順」、「評論家のTVブックマーク」などを選ぶだけで、「編成」を選べる時代となる。視聴者はボーっとTVを眺めるのにも、より自分にフィットした「編成」を求めるのではないかと考えられる。

 そうなると、必要なのは、自分の「好き」「嫌い」のメタなタグ情報である。ネットとTV番組表が連動していれば、TV番組に「好き嫌い」が紐づけされると、自分の番組表から不必要な番組を「消去」することさえできるようになる。

  そうなると、つまらない「報道」を繰り返すTV局はもっと、愛される番組をめざすだろうし、どの局も同じ状況ということからは確実に脱却できることだろ う。いや、そうでなければ、TVの未来はありえない。視聴率という指標で番組を制作している時代ではない。視聴者が何をもとめ、「報道」は何を伝えるべき なのかをもっともっと検討すべきだろう。

2005-06-20 カテゴリー: ビジネス | 個別ページ | コメント (10) | トラックバック (3)

「マンデーTVナイト!」06月20日(月)19:30~21:00

「マンデーTVナイト!」
【日時】2005年06月20日(月)19:30~21:00
【内容】先週の面白かったテレビ番組について、参加者がプレゼン形式で、語り合うという新しいタイプのTVをテーマとしたプレゼンナイト!
ソニーのTypeXを利用して、一週間前の全地上波TV番組をチェックできます!
【場所】東京・渋谷 dotBAR
【料金】3000円(通常チケットシステム)
【参加】[email protected] までにサブジェクト「マンデーTVナイト6/20」で名前・会社名をお知らせください。追って、場所の案内をお送りいたします!

2005-06-15 カテゴリー: セミナー | 個別ページ | コメント (0)

ニ子山親方ニュースは平和な社会の証拠

どのチャンネルをまわしても、花田家のニュース番組だらけだ。
もう、国民も飽きていることだろう。

凶悪犯人が他人の家に立てこもっているかと思うくらいの報道クルーが部屋に詰めかけている。みのもんたさんの「朝ズバ」では朝からずっと実況中継である。彼がかかわるだけで、特別番組になるから不思議だ。しかし、忙しい朝の時間にはいやな展開だ。

他に重要なニュースは、ないのだろうか?政治は?経済は?他人の家のドタバタが、こんなにもニュースになるのはなぜだろうか?

ボクはこの手のニュースを「バラエティ型ニュース」と位置づけてみた。

「バラエティ型ニュース」は、日本のメディアには、必要なニュースのひとつだ。
なぜならば、次の大ニュースが登場するまで、しつこく取材しておけば、いくらでも話題が広がっていくので、制作しやすいニュースなのだ。
ニュース番組は、毎日違ったことを報道することが求められる。時間のフォーマットがあるからだ。事件の重要さではなく、決められた時刻をニュースに割り振るということが求められる。もちちん、制作側は、大事件がない場合を想定して、特集などを組む。オンエアーで、「本日は重大なニュースはありませんでした。よかったですね」とは絶対にいえないからだ。

「バラエティ型ニュース」は平和な証拠のひとつでもある。また、このニュースのおかげで大事なニュースが見えなくなってしまっている弊害もある。大型「バラエティ型ニュース」が起きている時ほど、法案などが通るのは、このせいだと思う。

バラエティ型ニュースの要素として、いくつかあげられる要素がある。

【自分との相似性】
双子山親方が、亡くなってからの貴乃花親族の騒動は、どこの家にも転がっている話題だ。しかも、表ざたにしたくない話題だ。この自分にも思い当たる点は重要だ。自分よりもさらに、窮地に立っている人を見れば見るほど、自分が救われる気になるからだ。

【いじめる対象の存在】
今回は、仲が良かった兄弟が、メディアで互いに憎みあっている姿がさらにヒートアップしているように感じられる。誰かをメディアでいじめている構図はバラエティ型ニュースとしては必須である。その言動がすべてバラエティ型である。ホリエモンVSフジテレビにもこの構造はあてはまる。遺族&メディアVSJR西日本もこの構造だ。

【真相や登場人物が多彩】
あらたな登場人物が登場することによって展開が変わるドラマ
性や新たな真実が発覚していく過程も求められている。

【人に伝達できるかどうか】
誰もが知っているニュースだから、こそ「差分」となる新トピックは、人に伝達することによって、話題になる。しかし、貴乃花の「差分」ニュースはそれほど楽しいものではなくなっている。バラエティ型ニュースは、人々のコミュニケーションツールとなっている。

【他に大ニュースがないこと】
たまちゃんや、レッサーパンダなどの癒し系ニュースと同様で、他に大ニュースがないことが絶対的な要素である。

よって、双子山親方のお家騒動は、次のバラエティ型ニュース登場までの、ニュース報道側の時間稼ぎなのである。

2005-06-14 カテゴリー: テレビ | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (1)

ダイソンの心

日本TVで放送されていた「億万の心」をハードディスクであらためて見た。
CoCoonで保存している映像のライブラリをDVDレコーダーの東芝のRX-4で管理している。
2005年03月12日(土)放送分の「ダイソン」だ。
http://www.ntv.co.jp/okuman/02_backnumber/050312/01.html
http://ntv.naver.co.jp/go.php?url=http%3A%2F%2Fwww.ntv.co.jp%2Fokuman%2Findex.html

億万長者になった人たちの視点を解説した番組であるが、毎回、見ていていくつかの共通項を見出すことができる。
毎回登場する億万長者たちに共通することに8つの法則性を見出すことができた。
【第一の法則】 "気づきの瞬間”は普段からの興味から訪れる
【第二の法則】"熟成期間"を経なければ、ひらめきは訪れない。
【第三の法則】"ひらめきの瞬間"は、何気ないところから。
【第四の法則】ひらめきを具現化するR&D
【第五の法則】製品とサービスの差別化
【第六の法則】社会的影響力のマーケティング
【第七の法則】リーチとフリーケンシー

「ダイソン」の掃除機は、もはや知らない人がいないほどの掃除機だろう。デザイン、機能、企業イメージ、問題は価格だけだろう(笑)。いつかは欲しいと願った「掃除機」はダイソンだけである。

掃除機で有名になった。「ダイソン」の発明者であるジェームズ・ダイソンの場合はこんな感じだ。

【第一の法則】 "気づきの瞬間”は普段からの興味から訪れる
ダイソンは毎日見慣れているものでも、使いやすさを求めて、さらに改良を重ねるのが好きな男だった。ある日、ダイソンが掃除機をかけていた時、吸い込んだゴミが紙パックの網目を塞いでしまいゴミが吸えなかった。

【第二の法則】"熟成期間"を経なければ、ひらめきは訪れない。
ダイソンは、なんとか網目をふさがない方法がないかと思案する熟成期間に入る。

【第三の法則】"ひらめきの瞬間"は、何気ないところから。
ある日、塗装工場で「サイクロン」という飛び散った塗料を吸い込み集める機械を目にした。この原理を掃除機に使えると直感的に感じた。

【第四の法則】ひらめきを具現化するR&D
この原理を掃除機に応用できないかと考え、5年の歳月と5127台の試作品を経て世界初の紙パックのいらない掃除機を生み出した。

【第五の法則】製品とサービスの差別化
しかし、紙パックのいらない掃除機は値段が高く、売上げにはまったく結びつかなかったが、紙パックがいらないという点に、日本の大企業が興味を示した。

【第六の法則】社会的影響力のマーケティング
自国だけではなく、口コミが伝わりやすく、最先端に敏感な日本を営業にしたことが採算に乗った。初期モデルは20万円以上もする業務用掃除機であった。

【第七の法則】リーチとフリーケンシー
日本での成功をもとに、現在の「DC12」を世界35ヶ国で販売することができた。安くなったといっても、73800円(税込)という価格であり、吸引力が落ちないというサイクロン方式の特許もあり、一度使った人たちが、新たに買い足し、さらに人に勧めるということでヒットしている。

毎回、登場する起業家の行動のほとんどが、この法則性に適合する場合が多い。億万長者になる起業家たちは、単に金儲けをするために事業をはじめたのではなく、ユーモアや慈愛や創意と工夫に満ち溢れている点をこの番組は強調している。

喰っていくために働くのではなく、もっと、楽しくしたり、便利にしたり、社会に役立つことを考えて、飯が食えるという生き方は、とてもクリエイティブだと思う。

年度末の予算消化型の仕事をすればするほど、「億万のココロ」は、消えていくような気がしている今日この頃である。

http://www.ntv.co.jp/okuman/02_backnumber/050312/01.html

サイクロン イギリス         ダイソン社創業者兼会長 ジェームズ・ダイソン(57歳)

      

【プロフィール】
      1947年英国ノース・ノーフォーク生まれ。パブリックスクールのグレシャム校に学び、王立美術大学(RCA)を卒業。上陸用高速艇、園芸用品を開発した後サイクロン技術を取り入れた掃除機を発表。93年にダイソン社設立。

      

【サイクロン開発まで】
        ダイソンは毎日見慣れているものでも、使いやすさを求めて、さらに改良を重ねるのが好きな男だった。ある日、一輪車でゴミを運んでいて転倒。一輪車は、とてもバランスが悪い、そこで、究極の安定を求めタイヤを大きめの球体にした。
        そして、「ボールバロー」完成。一年間で4万5千台、約1200万を売り上げた。

      

        ある日、ダイソンが掃除機をかけていた時、なぜかゴミを吸わなかった。中のゴミを捨てたが吸わなかった。原因は、吸い込んだゴミが紙パックの網目を塞いでしまうからだった。そのため、空気の抜けが悪くなり吸引力の低下を引き起こしていた。

      

        数日後、ダイソンはボールバローの塗装工場でサイクロンという飛び散った塗料を吸い込み集める機械を目にする。ダイソンは、この原理を掃除機に応用できないかと考え、5年の歳月と5127台の試作品を経て世界初の紙パックのいらない掃除機を生み出した。

      

        この「Gフォース」という掃除機が販売されたのは日本だった。そして、Gフォースは91年にIntemational Design Fair賞を受賞する。1台2000ドルで販売された。

      

        日本での収入をもとにダイソンは自分自身の名前で新しいモデルを国内で製造することにし、1993年6月自宅近くのウィルトシャーに研究センター兼工場を設立し、どんな細かいホコリ(タバコの煙ほどの微細粒子)であってもキャッチする掃除機の製造を開始。

      

こうして誕生したのが吸引力の低下する事の無い世界初の掃除機DC01である。以降、改良されながら現在のDC12にいたる。

      

        【DC12について】
        今、もっとも新しいモデルで価格は73800円(税込)。
        ちなみに、DC12アレルギーというフトンツールのついたもの(価格77800)やフトンツールとソファーツールのついたDC12アニマルプロ(価格81800)などもある。
        お近くの家電量販店で購入可。

      

        【ダイソン社のデザイン】
        今では、世界35ヶ国でダイソンの製品を購入できる。

2005-06-14 カテゴリー: ビジネス | 個別ページ | コメント (125) | トラックバック (4)

TVから消えた女性の乳房

6月12日(日曜日)日曜洋画劇場「スピーシーズ/種の起源」

ボクはこの「スピーシーズ」は大好きな映画のひとつだ。『シル』役のナターシャ・ヘンストリッジの女エイリアンが、妊娠を目的に男を漁るというシチュエーションは、現実にはありえない光景であるが、それに近い状況が、手法は違うが、日本にもおき始めていることも確かではないだろうか?。
他にも女エイリアン系のセクシーものは、「ヒドゥン」「スペースバンパイア」「 フランケンフッカー」などがおすすめだ。劇場公開では確かR指定だったが、地上波TVでR指定がどこまで放送されるのかと興味をもって視聴した。

ナターシャ・ヘンストリッジの見事なカタチよい乳房を期待していなかったでけに、TV画面で確認できたのは、非常に驚きである。いや、かつては、乳房はTV放送に蔓延していたが、現在は、そんな番組を見ることはできない。かつては「11PM」、近いところでは、「ギルガメッシュナイト」。大人の時間帯では、いつも平気で「乳房」が蔓延していた。
その頃の乳房は、「TV」→「雑誌」→「ピンク映画」という露出度合いであった。
しかし、今や、「映画」→「雑誌」→「DVD」→「ネット」と選択肢が増えている状態だ。

ビデオ業界やアダルト業界の成熟に伴い、TV業界においては、企業スポンサードは、乳房提供番組にはCMをいれなくなった。いや、ブランドイメージを考えると、得策ではなかったからだろう。ネットでは、海外サイトのエロ動画が無尽蔵に入手できる時代にTVにその役割を誰も求めていない。

ネットでは、18歳以上かどうかのクリック選択を、18歳以下の中高生男子に求めることそのものがナンセンスである。誰もが、「乳房」以上の露出ものをネットで視認できる時代になっている。

米国のTVと同じように、公序良俗に反しない、暴力シーンもない、喫煙シーンも登場しない番組放送になるのも時間の問題であろう。

そこで、提案だ。
芸術として、母としての乳房もだめなのだろうか? アフリカの原住民のドキュメンタリーには、「ヘア解禁」以降、奇妙なぼかしは入らなくなった。巨匠のヌード絵画にも、修正ぼかしはなくなった。そんな「芸術的な乳房露出番組」はあってもいいのでは「スピーシーズ」を見ていて感じた。

シルの妖艶なボディに秘められた、「種の起源」にあやうく人類はメロメロにされるところが、TVでは、単なる「乳房露出」のサービスカットに終わってしまったのが残念で仕方がない。

みんなのレビュー
http://jtnews.pobox.ne.jp/movie/database/treview/re928.html

2005-06-13 カテゴリー: 映画 | 個別ページ | コメント (0)

TVブログをはじめます!

デジタルTVが、放送業界を変えると言われて、すでに10年。HDが、デジタルBSが、インタラクティブが、オンデマンドが…。実はそんなハード上のフォーマットなんてどうだっていい。

デジタルなTVがどのように変わるのか?それは、ハードディスクレコーダーがもたらしはじめた、本当のタイムシフト。放送局の編成以外に番組を楽しむことができはじめたからだ。

広告、視聴率、番組の構成、ワンセグ放送など、新たなフェイズに入りはじめていることも誰にも理解できる。

そんなデジタルテレビジョンの歴史の歩みをこのブログで残していければと考えている。

2005-06-13 カテゴリー: CM | 個別ページ | コメント (0)